Two Cases of Type 2 Thyroplasty Performed during Pregnancy (First to Second Trimester)
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Abstract
痙攣性発声障害(spasmodic dysphonia:SD)に対する甲状軟骨形成術2型(type 2 thyroplasty:TP2)は有効性が確立された手術であるが,妊娠中の施行に関する報告はない。今回我々は,音声障害により日常生活・業務に支障をきたした2例の妊婦に対し,局所麻酔下TP2を妊娠初期~中期に実施し,良好な母児予後を得た。症例1は32歳,妊娠12週,症例2は29歳,妊娠14週でいずれもSDと診断され,患者の希望により手術を実施した。局所麻酔薬は1%エピネフリン含有リドカインをそれぞれ23 ml,15 ml用い,チタンブリッジM20を2本装着した。手術時間は症例1で85分,症例2で60分であった。周術期は産科および麻酔科と連携し,放射線検査は必要最小限とした。両症例とも局所麻酔薬中毒や産科的合併症を認めず,術後の音声所見は著明に改善し,いずれも健康児を出産した。妊娠中の非産科手術は原則回避すべきであり,TP2も同様であるが,SDにより生活への影響が大きい場合,妊娠中期に局所麻酔下で短時間に施行するTP2は慎重な体制下では実施可能と考えられた。
// Source
Authors: Kana Suzuki, Kazuhiro Nakamura, Kensuke Yabe, Marin Yoshida, Takeshi Oshima
Institutions: Nihon University